これで6度目?の補機バッテリー上がり、それも点検に出した翌日に‥‥‥
先日、6カ月点検とタイヤ交換を済ませた翌日、またしても補機バッテリーが上がってしまった。
バッテリー上がりはもうこれで6度目位になるのだが、点検に出した翌日にまた上がってしまうとは‥‥‥???
1回目はACCのまま長時間にわたって車両の設定を行っていた時のこと。いきなり正面のメーター表示部に「EPBが使用できません」と表示され、何の事かわからずパニックになってしまった。
「EPB」とは「Erectric Parking Brake」‥‥‥つまり「電動パーキングブレーキ」のことなのだが、補機バッテリーが上がるとまずこの表示が出て、ハイブリッドシステムを始動させようとしてブレーキペダルを踏みながらスタートボタンを押してももう時すでに遅し、ブレーキペダルがピクピクと波打つように動き、システムは作動してくれない。この時点でもう完全にパニック状態に陥る。
↑これは正常な時の表示です。バッテリーが上がった時はパニック状態で写真を撮ってる余裕などありません。
パニック状態になった心を何とか落ち着かせ、原因は恐らく「補器バッテリー上がり」に違いないと思い、大昔に買ったバッテリー充電器を引っ張り出してきて、取説に書いてある通りボンネットを開けて「救援用端子」に充電器を繋いだ。
この後1時間ほど充電したのち、通常の手順でハイブリッドシステムを始動することができてホッと一安心。
取説によると「補機バッテリーが上がった時はトヨタ販売店で点検を受けてください」と書いてあるが、ヘッドアップディスプレイの表示位置がデフォルト?に戻っていたくらいで特に大きな問題はなく、ディーラーに持ち込むこともなくそのまま乗り続けることができたのだった。
しかしその後何度もバッテリーが上がり、その度に同じような対応を繰り返していたが、どうやら停車時も常時レーダー探知機をOBD端子に繋いだままにしていることが原因だろうということになった。
つまりOBD端子からはシステム停止状態でも常に微弱な電流が流れていて、機器を繋いでいるとバッテリー上がりを起こす原因になるということ。これがわかってからは乗らない時にはレーダー探知機をOBD端子から外し、バッテリー上がりは無くなった‥‥‥と思ったのもつかの間、またバッテリー上がりが起きてしまう。
しかも、上がった時の症状がどんどん酷くなって行き、スマートキーの反応もなくなりメカニカルキーでドアを開け、ボンネットを開けてバッテリーを充電しなければならない状態。しまいには多忙で2週間ほどまったく乗らなかっただけでそういう状態に陥り、これは何かおかしい‥‥‥と思い始めていたところに、今回の点検翌日のバッテリー上がり。これはもうディーラーにしばらく預けて、徹底的に原因を探ってもらうことにした。
その結果、ドライブレコーダーなどの後から接続した機器への暗電流(常に電流が流れてしまっている状態)は認められず、これといった原因は見当たらないという結論に至ったのだが、バッテリー自体が何度も過放電と急速充電を繰り返しているため劣化してしまい、バッテリー上がりを起こしやすくなっているのだろう、ということだったので思い切ってバッテリーを新品に交換してもらった(バッテリーは消耗品で保証対象外)。
1回目の長時間ACC状態、2~3回目の常時OBD接続と、自分が原因でバッテリー上がりを繰り返し、その度に旧式の充電器で急速充電を繰り返したためにバッテリーが傷んでしまったのだろう。予定外の出費となってしまったが仕方ない。これも「授業料」だと思って諦めよう。
なんと!バックドアの開けっ放しがバッテリー上がりの原因だった!?
そして、バッテリー交換の終わったわがヴェルファイアを受け取りに行き、代金を支払った後にディーラー担当者さんがこう言った。
「車両のデータを見ると、長い時間バックドアを開けたままになってたことがあるようですが‥‥‥」
確かに。交換してもらったスタッドレスタイヤセットを1個ずつ下ろして運ぶ間、ずっとバックドアを開けたままにしていたが、それが何か‥‥‥という感じで私が答えると「バックドアを開けたままにしておくとずっと電流が流れていてバッテリーを消耗するので、開けっ放しにする時はシステムをONにしておいた方がいいですよ」という言葉が返ってきたのだ。
それを聞いた私は「マジか!?」と思うと同時に「それだ!!」と合点がいった。
今回もそうだったが、最近バッテリーが上がった時の状況を振り返ると、その前に必ずパワーバックドアの開け閉めをしていたので、もしかしたらパワーバックドアの開閉に相当バッテリーの電力が使われるのかな‥‥‥!?という気はしていたものの、1~2回開閉するだけでそんなに電力消費しないだろう、という結論になっていたのだが、まさか開けっ放しの間ずっと電力を使っていたとは‥‥‥ まさに「早く言ってよ~~~」という感じだ。
こんな大事なことは取説等でしっかり告知しておいてほしいものだが、どうもそれに関する記述は見当たらない。
メカニズム的にどういう仕組みになっているのかわからないが、バックドアを開けた状態で電力を消費しているとは‥‥‥まさか考えもしなかった新事実である。
そう言われて思い返してみると、バッテリーが上がる前には必ずと言っていいほどバックドアを開けっぱなしにしていたので、もうこれが主原因であることに間違いない、という気がしている。
というわけで、今後バックドアを開けっぱなしにして荷物の積み下ろしをする際は「パワーON」の状態で行うようにしよう。
‥‥‥もう、補機バッテリー上がりの際のあのパニックを招くような挙動の数々は、二度と味わいたくはありませんので‥‥‥。