さらなる走りの進化へ~あの「神パーツ」を40系にも取り付け
30系で効果抜群だったドアスタビライザーを40系にも取り付けたいと思い、先日Amazonで購入した。
「ドアスタビライザー」といえば今では知っている人も多いだろうが、私が30系に取り付けた頃はまだあまり知られていなかったような気がする。
このドアスタビライザーについては「真の作動原理」を書いてある記事が少なく、メーカーのサイト等でも「ドアの隙間をゼロにし‥‥‥」といった曖昧な表現に留まっているため「それなら自分で作れる」とばかりに「自作バカ」が大量発生した件については30系のブログに書かせていただいた。
ドアスタビライザーの「真の作動原理」は、ボディーが撓んでドアの隙間が広がった時にクサビ状パーツがスライドし、隙間が戻った時にまさにくさびを打ち込んだ状態になりドアとボディーが強固に固定されるという仕組みであることも、同ブログで解説させていただいている。
30系はスライドドア開口部の剛性が足りないため、ボディー下部のブレースも強化タイプに交換する必要があったが、40系はスライドドア部分の剛性も大幅にアップしているようなので、ドアスタビライザーの取り付けのみで十分な効果が得られるようだ。早速取り付けてみよう。
ボルトはノーマルで付いているものをそのまま使用できるが、交換作業にはトルクスレンチ(T30とT40)が必要になる。
上のトルクスレンチさえあれば交換はいたって簡単。10分もあれば余裕だろう。
↑40系はノーマルでドアストライカーのカバーが付いている。高級車という位置づけの証し?
この樹脂製カバーを外し、T40トルクスレンチでボルトを外しドアスタビライザーのストライカーに付け替える。
見た目にもドレスアップ効果のある優れたパーツだ。
ドア側は3本あるボルトのうち2本をT30トルクスレンチで外し、ベースプレートを取り付ける。
そこにクサビ状プレートを差し込む。これだけで劇的に効果を発揮するドアスタビライザーの取り付けが完了だ。
「ドアの隙間をなくす」という文言だけを見て「それなら自分で作れるじゃん」とばかりに「ゴム板」や「カグスベール」を貼って「ドアスタビライザー自作しました」と得意げにSNS等で公開している方って、今でも居るんでしょうか‥‥‥!? それは「ドアスタビライザー」とは言いませんよ(笑)。
↑このメーカーサイトの説明動画でも、一番肝心な部分が語られていない。
ただ「隙間をゼロにする」だけではなく、ボディーが撓んでドアの隙間が広がった時にスライダーがスプリングの力でスライドし、ドアの隙間が元に戻るとまさにクサビを打ち込んだ状態になり、ドアとボディーがより強固に一体化されるのだ。
まさに「神パーツ」と呼ぶにふさわしいこのドアスタビライザー。運転が好きな方は是非取り付けてみて、その効果を体感してほしい。
さて、実際に40系に取り付けてみて30系の時のように劇的な変化を体感できるかどうかは、元々大幅にボディ剛性がアップしている40系ではさほど変化を感じないのではないか‥‥‥とも考えられたのだが、先日また奥日光へ行った際にいろは坂を走行して、元々素晴らしいコーナリング性能を持つ40系ヴェルファイアの走りがさらに劇的に良くなったことを体感できた。
その時のレポートは走行動画と共に近日公開予定です。お楽しみに!!