広告で成り立っている「カスタム指南本」とは一線を画す 開発秘話満載の「アルヴェルファン必読の一冊」
今頃になって、こんな本を買ってしまいました。
約1年前に発刊された「トヨタ 新型アルファード/ヴェルファイア 完全ファイル」ってやつです。
40系アルヴェルの雑誌はたくさん出ているけど、そのほとんどがカスタムパーツの広告的な「カスタム指南本」で、私にとっては興味がないものばかり。
そんな中にあってこの本は、40系アルヴェルの開発に携わった方々の「開発裏話」が満載で、新型ヴェルファイアに乗ってもう10ヶ月になるこの私も興味津々の内容。
まあ開発スタッフの裏話はYouTube等でさんざん観ていますが、本になってじっくり読むことができるというのは動画とはまた違った良さがあるので、またAmazonでポチってしまったという次第です。
で、本が届いて実際に読んでみると、動画を観ていても判らなかった「新たな発見」が沢山あって、改めて「文章と図解」の良さを再確認。例えば「パワートレイン」や「操縦安定性」についての解説は、この本を見て初めて詳細まで理解できた内容となっていて、特に「周波数感応型ショックアブソーバー」の構造と作動原理の解説は「なるほど、こうなっているのか」と、とても勉強になるものでした。
この他にも様々な開発部門での裏話が満載で、40系アルヴェルに興味がある方だけでなく、すでに乗っている方にもぜひ読んでいただきたいお奨めの一冊です。
↑これは「紆余曲折のデザイン開発」の章にあるヴェルファイアのデザインアイデアスケッチの数々。中には「こんなデザインが採用されてたら私は買わなかったかも‥‥‥(笑)」というのもあるけど、正式発表前の「ベストカー」誌かなんかの予想イラストで同じようなデザインを見た気がする。もしかして情報がリークしてたのかな???
昨年10月末からもう10ヶ月も40系ヴェルファイアに乗っているけど、その「気まぐれ」っぷりに翻弄され続けている私ですが、これを読んだらなんだか「私のヴェル様」の性格が少し解ったような気がしてきました(笑)。